ウエディングギャラリー

今西晴士様・梨乃様-厳島神社挙式

9月の下旬、見事な秋晴れ。まだ暑さも残るころですが、厳島神社本殿で挙式を行い、安芸グランドホテルさんで披露宴を開きました。wedding-gallery23-01私(夫)は広島出身で奥さんは東京出身。二人とも東京在住なのですが、婚約当初から私の「厳島神社で式を挙げたい!」という思いが強く、奥さんのご親族にわがままを聞いてもらい、今回の結婚式を実現させていただきました。

さて、厳島神社で式…といっても具体的なことは何ひとつわかっていない状態で(挙式と披露宴の違いすらわかっていませんでした…)、とりあえずインターネットで宮島島内の結婚式取扱いのあるホテルを調べていました。 なにせ遠方なので訪問できる機会はほとんどありません。帰省ついでの2日間程度でできるだけ見て回らなければいけない…ということで、慌ただしく予定を詰め込んでいきました。

wedding-gallery23-02wedding-gallery23-03そんな折、たまたま私の母から安芸グランドホテルさんの名前を聞き、当初は特に期待もせず「候補のひとつ」として挙式見学会を予約しました。 ばたばたと広島での二日間が過ぎ、いくつかのホテル・会場を下見しましたが、結果はというと…。ほぼ即断に近い形で安芸グランドホテルさんに決定しました。

選んだ際のポイントとして、まずは安芸グランドホテルさんは厳島神社での挙式をかなり古くから扱っており、経験豊富である点。今でこそ広く知られた「厳島神社での挙式→近くのホテルで披露宴」という形ですが、安芸グランドホテルさんはその最初期から多くの挙式に携わってきたとのことです。 また、候補として挙がったホテルの内、唯一宮島“島外”のホテルだったのですが、意外にもそれがプラス要因として働きました。 というのは、宿泊ゲストにとって宮島島内では生活面である程度の制約を強いられるからです。例えば島内にはコンビニは一軒もないので、最終フェリーが終わればちょっとした買い物にも行けなくなります。また、島内にはタクシーが3台しかいないそうで、もしかしたら足の悪いゲストに不都合があるかも…とも考えました。 安芸グランドホテルさんであれば、挙式で宮島に移動する際にはホテルのバスや貸切フェリーで移動することができ、余計な心配もなくていいかな…、と考えました。

wedding-gallery23-04最後に重要な点ですが、やっぱりウェディングプランナーさんの人柄です。いくつかのホテルを見ていろんな人柄のプランナーさんとお会いしましたが、安芸グランドホテルで私たちの式を担当してくださったプランナーさんは、お会いした方々の中で一番しっかりしていて熱意があるような、そんな第一印象でした。 最初に抱いたそんなイメージはその後も裏切られることなく、むしろ色々な側面を見ることができて(ユーモアがあるところ、ちょっと強気で姉御肌なところ…!?)、安心して準備を進めることができました。 さて、披露宴会場も決まったところで厳島神社の挙式を自分たちで予約しなければいけませんが、実はこれがとっても大変です。一日1組~2組の実施のみということで、週末などの人気の日程は一年前の予約解禁と同時にすべて埋ってしまうような状況です。この時も安芸グランドホテルさんにちょっとしたアドバイスを頂きながら、幸運なことに無事希望日の予約を取ることができました。 日程が近づくにつれ加速度的に準備事項や決定事項が多くなってきます。世間でいうように、本当に結婚式の準備って大変…と実感する日々です。特に私は住まいが遠方だったので、ちょっと物を届けに行く、とか会場を見に行く、などができなかったのが大変でした。片手で数えられるぐらいの回数の打合せですべて決めていかなければなりません。

wedding-gallery23-05“好き嫌い”がはっきりしないことは決めるのに時間がかかって大変だった反面、“これがやりたい!”と相談してみたことはほとんど全部実現できました。 例えば、私たちの場合“キャンドルサービス”にあまり魅力を感じていなかったので、「せっかくだったらビールとか配ったら面白いんじゃないんですかね~。野球場の売り子みたいな」と冗談半分で言ってみたら…、ほんとにそれが実現してしまったんです! とても密度の濃い、楽しい打合せでした。 そんな感じで準備期間が過ぎて行き、まだ一年先かあ、と思っていたのがあっという間に一か月前になり、一週間前になり、ついにその日がやってきました。 色々と用意してきたつもりですが、考え始めると不安なことはきりがなく、実は前の日の夜まで非常にどんよりした気持ちで過ごしていました。

ただ、いざ当日衣装を本番の和装に着替え厳島神社に向かっているうちに、何かがふっ切れた様な清々しい気持ちになっていたのを覚えています。wedding-gallery23-06当然新郎新婦は携帯も時計も予定表も持ち歩けないので、「次なんだっけ…」とか「予定通りいってるのかな…」とか気になるところなのですが、挙式から披露宴終了までプランナーさんをはじめ、ホテルのスタッフの方が側にいて下さったので、安心して結婚式に集中できました。

wedding-gallery23-07挙式、披露宴とあれだけ時間をかけて準備してきたイベントが、思い返せば本当にあっという間に終わっていきました。 たぶん後にも先にも入れることの無いであろう厳島神社本殿での荘厳な式。 神社からの人力車での移動では、親族・友人はもちろん、たくさんの観光客の方に「おめでとうございます!」と声をかけていただき、嬉しいやら照れくさいやらで終始笑顔のままでした。もちろん海外からいらした観光客の方も大喜びで、気分はちょっとした観光大使(?)でした。

wedding-gallery23-08披露宴も、始まる前は「緊張するのかな~」と思っていたのですが、振り返ってみれば親族や親しい友人に囲まれ、むしろずっとはしゃいでいたような、そんなひと時でした。 前日までの暗い気持ちが嘘のように、晴れやかな、夢のような時間。

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wedding-gallery23-11もちろんいくつかハプニングや失敗談もありましたが、あとから「場が和んだ」とか「いい思い出になった」とか前向きなコメントもいただくことができ、結果オーライ(?)なのかな…、と思っています。 準備の過程で険悪になることも多々あった私たち新郎新婦ですが、披露宴のあと私服に着替えて顔を合わせると…、 満面の笑みでハイタッチしました!

wedding-gallery23-13余談ですが、式の翌日にチェックアウトを終えロビーを少し眺めていると、ついこの間の私たちと同じように結婚式の打合せをされている“後輩”の姿を見ました。 (きっと素敵な式になりますよ!) 心の中で応援して、ホテルを後にしました。